【ドラマ】いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう/若者たちの不器用さとまっすぐさに思わず涙が溢れる良作。

今クールの月9はひと味ちがう。

これまでの月9のトレンディドラマというイメージからはほど遠い。きらびやかな、視聴者が憧れを抱けるような世界なんて、これっぽっちも映っていない。正直、観ていて悲しく、つらいシーンの方が多い。しかしながら、そんな世界で懸命に生きている主人公たちのひたむきさや懸命さに胸を打たれる。がんばれ、って思わず、応援してしまう、そんなドラマです。

今回は、要注目の良作「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の見所を紹介いたします。

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本作品の見どころ

覚悟を持って観たいラブストーリー

まず、作品の雰囲気をつかんでいただくために、いつ恋@公式YouTubeの番宣を紹介したいと思います。

※紹介していた番宣は公式チャンネルから削除されました。

上の番宣からも伝わりますが、近年の気軽に観れる月9のラブストーリーとは異なるイメージで、ファッション的なトレンド感はまったくありません。

描かれているトレンドは、社会の厳しさや人間関係の難しさといった要素で、意図的に強調して描かれているため、心が痛むシーンが目立ちます。

そういった点からも、この「いつ恋」というドラマは、決して万人受けする作品ではないと思います。完全に、好き嫌いの分かれるタイプの作品です。

今週の放送で4話分が終了しておりますが、一貫して作品全体に漂う、暗く、重い雰囲気がどうしても月曜の9時に観たいものかと言われるとそうではないように思います。

月9のメインターゲットと言われるF1層が期待するドラマかと言われると、うーん、と首をひねらざるを得ません。かといって「恋仲」のような若い世代が共感できるかというと、それも想像しづらいものがあります。

でも、それでも、僕は、このドラマを観ることをおすすめします。出来れば覚悟を持って、観てほしい。つらいこと、心が痛む場面も多いけれど、主演の2人が揃いさえすれば、じんわり心が温かくなるやりとりを観ることができます。

お互いが、その存在の大きさを感じて、本当の自分を見せられる。それがたまらなく嬉しくて、落ち着けて、思わず笑顔になれて、、色々なつらいこと、苦しいことを一瞬でも忘れることができる、明日をがんばる、力になる。

各話ひとつかふたつ程度ですが、だからこそ、その尊さが際立つ。

それこそ、それまでの暗く、重たい場面を忘れてしまうほどに効いています。たわいのない思い出の方が後々まで心に残ったりすることもありますよね。全部が全部劇的なことばかりではないと思います。

そんな自然体の2人がこれからどういう時間を過ごして、どんな結末に至るのか。各話の引きが非常に上手いということもあり、来週を待ち遠しく感じられる作品です。それって、まさに連ドラの醍醐味ですよね。

今が旬のキャストが目白押し

本作は、有村架純さんと高良健吾さんのダブル主演に加え、CMの露出も急増中の高畑充希さん、順調に階段を駆け上がっている感のある坂口健太郎さん、森川葵さん等、非常に瑞々しいキャスティングが特徴的です。

  • 有村架純さん
    役名:杉原 音/すぎはら おと

    →女手一つで育ててくれた母を幼くして亡くし、北海道の養父母の元で育つ。現状を受け入れながら明るく生きる。時折、関西弁。
  • 高良健吾さん
    役名:曽田 練/そだ れん

    →両親を早くに亡くし、福島の祖父に育てられる。祖父が失った土地を取り返すことを夢見て上京。心優しい性格。
  • 高畑充希さん
    役名:日向 木穂子/ひなた きほこ

    →広告代理店勤務。東京で常に高級品に包まれ華やかに生きている。
  • 坂口健太郎さん
    役名:中条 晴太/なかじょう はるた

    →ひょうひょうとして自由奔放。何にも本気になったことがない。練の家に入り浸る。
  • 森川葵さん
    役名:市川 小夏/いちむら こなつ

    →練の後輩。練に好意を抱いている。デザイナーを目指し上京。

加えて、紹介しておきたいのは、高橋一生さん。高良健吾さん演じる曽田練が勤める職場の先輩を演じています。これがまた、つかみ所のない、ひねくれた役で、練とぶつかる場面も多く、仕事のやりづらさ、生きづらさを表現する上で欠かせない登場人物となっています。

主演の2人に焦点をうつしますと、台詞がなくとも、表情や仕草のやり取りだけでも場面を成立させてくれるので、観ていて非常に安心感がありますね。こうなってくると説明要素のある台詞を過度に盛り込まなくてもよくなってくるため、行間を読む楽しみが増えます。

余韻のある作品に仕上がっていると感じます。

もっと詳しく知りたい方は、いつ恋@フジテレビ公式サイト登場人物相関図をどうぞ!

つつみこむような主題歌

手嶌葵さんが歌う、主題歌「明日への手紙」は、なんとも切ないメロディーの中にあたたかさや希望が感じられる曲で、この曲を聴くだけで、2人のやり取りを思い出して涙が出そうになります。

作品の世界観を体現している名曲だと思います。

総合評価:いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

総合評価:いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
9.2

ストーリー

8.4/10

音楽

9.0/10

キャスト

9.0/10

演出

9.8/10

制作サイドの気概

10.0/10

加点の理由

  • 各話のつなぎが良く、次週が待ち遠しい
  • 瑞々しい若手俳優陣
  • 一時の声に流されない、骨太なつくり

減点の理由

  • 月9には相応しくない、暗さと重さ。期待を込めて
  • 主人公(曽田 練)の不器用さが仇になる場合も
  • 強調された、つらさと苦しさ
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