「トキワボウルの女神さま」第1話の感想と見所。八神ひろき待望の新連載はボウリング漫画。

スポンサーリンク
トキワボウルの女神さま

(※上記画像は、月刊少年マガジン2017年6月号より)

DEAR BOYSの八神ひろき先生の新連載が月刊少年マガジン(2017年6月号)から始まりました。

青春をともに過ごしたDEAR BOYSの完結は、月マガ購入のモチベーションを著しく低下させました。人気作品や期待する作品はあれども、やっぱり月マガのラインナップに八神先生の漫画がない、というのはやっぱり寂しかったですね。

DEAR BOYSは無印・ACT2・3に、THE EARLY DAYSとOVER TIMEまで含めると5部構成という堂々の長期連載だったし、しばらくは次回作は読めないんだろうな、と思っていた矢先に、なんとまあ!やってくれましたよ!新作発表です。

しかも題材はスポーツ。ボウリングを通じて若者たちの青春が描かれる模様。

若者・スポーツ・美男美女という、ストロングポイントを惜しみなく踏まえてくれており、何の違和感もなく、作品の世界に浸ることができました。これはファンにとっては非常に嬉しいところ。

そんなわけで、期待膨らむ仕上がりだった第1話のあらすじと感想、登場人物について紹介していきたいと思います。

第1話のあらすじ

月刊少年マガジン 2017年6月号 [2017年5月2日発売] [雑誌]

 

潰れかけのボウリング場、そこにだって物語はある。立て直しのため奮闘する少女・常磐楓が出会ったのは、不思議な雰囲気を持った少年・朝比奈トキオ。ボールが転がりピンの音が響く時、新たなる青春の幕が開く! 累計4千万部のバスケ漫画の金字塔『DEAR BOYS』を描いた著者が、新たに挑むのは“ボウリング”!!

月刊少年マガジンサイトより

上記の概要を踏まえつつ、第1話のあらすじを紹介すると、第1話で語られるのは、主人公朝比奈トキオとヒロイン常盤 楓の出会い。

かつて賑わいを見せていたトキワボウルは倒産寸前であるという。ヒロインの楓は、そんなトキワボウルの2代目経営者の娘であり、部員がたった2人しかいない私立北澤学園高等学校ボウリング部の副部長。

新入部員獲得のためのPRとして、休日を返上して部活に興じるが、閑古鳥のなくボウリング場にはピンの音が虚しく響くだけだった。

そんな楓のプレーぶりを見るわけでもなく、ひっそりと音を聴いていたのは、主人公朝比奈トキオ。朝比奈は、幼少の頃(8年前)、父親に連れてこられていた思い出を懐かしんでいたのだという。

話をするまで、彼がそんな思いでトキワボウルに通っていたことを知らなかったため、プレーをするわけでもなく、ただひっそりと佇んでいた朝比奈は楓にとってヤバいやつという扱いだった。

 

その後、朝比奈が同じ高校に通う1年生であることがわかり、ひょんなことから1人1投一発勝負の試合をすることに・・・。

登場人物

第1話に登場したキャラクターを紹介します。

私立北澤学園高等学校

  • 主人公:朝比奈トキオ(1年)
    8年前、父親に連れられ『トキワボウル』に来ていた。その後、父親がいなくなったことでボウリングからも遠ざかる。高校入学をきっかけに再びトキワボウルへ足を運ぶようになった。
    渋ちん曰く、中学から何部に入っても長続きしないとのこと。ちょっとやるだけで誰降りもうまく出来てしまい、張り合う相手がいなくなることから冷めてしまうという。本人も否定しない。
    ボウリングのフォームがとてもキレイ。左利き。
  • ヒロイン:常盤 楓(2年)
    容姿端麗で明るいキャラクター。
    2人しか部員のいない、ボウリング部副主将。
    倒産寸前の『トキワボウル』2代目経営者の娘。
  • 常盤 樹(3年)
    ボウリング部主将。
    新入部員獲得のため、廊下でバスケットボールを使ったボウリングの真似事に挑むも7日間連続でストライクならず、笑い者にされてしまう。
    楓によると、女子が選ぶ『北澤学園イケメンなのに残念な先輩ランキング』堂々の1位にも輝いているらしい。
  • 渋谷(1年)
    朝比奈トキオの友人。中学も一緒の模様。
    朝比奈には、渋ちん。楓にはチャラメガネと呼ばれる。

主人公の朝比奈トキオとヒロインの楓ですが、どことなくDEAR BOYSの主人公哀川和彦とマネージャーのさとみちゃんこと杏崎沙斗未を思い出す造形で、なんとも懐古的な気持ちにさせられます。二人のカップリングも好きだったのでたまらないですね。

一旦、楓の兄の樹はさておき(笑)朝比奈の友達の渋谷が、動ける驚きキャラという役回りを担っており、ガンガン場をかき回してくれます。やっぱりこういう賑やかなキャラがいると話の進みも良くなるし、何より楽しいですね。一発で気に入りました。

そんな渋谷の造形はというと、メガネをかけてはいますが、こちらはDEAR BOYSの鎌倉元春(天童寺高校の3ポイントシューター)に似ています。鎌倉は天童寺のメンバーの中でも一番好きなキャラクターだったので似ているだけでも嬉しいです。

今後もどんどん楽しいキャラクターたちが出てくると思いますので、楽しみにしておきたいと思います。

第1話の見所

ポイントになるところはいくつかありますが、第1話の中でも一番の見所は、後半のヒロイン楓と主人公朝比奈トキオの試合形式での勝負でしょう。

トキワボウルの女神さま:常盤 楓

「トキワボウルの女神さま(八神ひろき)」月刊少年マガジン2017年6月号より

 

冒頭から楓の投げるシーンがふんだんに出てきますが、やはりスポーツを扱った漫画なので、ここに説得力がないと、どうにも盛り上がりません。

しかし、そこは八神先生。安定の精密な画で、ビシッと決めてくれます。むしろスポーツのシーンへの力の入れ方がすごいんです。キャラクターごとのフォームの違いやボウリングならではのあるあるも交えられており楽しませてくれます。

そして、上のコマで渋ちんが目を光らせていますが、制服姿の楓もかわいく描かれており、いやらしさのない色気のあるシーンも見所ですね。

トキワボウルの女神さま:主人公朝比奈トキオ

「トキワボウルの女神さま(八神ひろき)」月刊少年マガジン2017年6月号より

是非とも見ていただきたいのが、落ち着いたキャラクターとして描かれている朝比奈がはじめて投げるところです。

すうっと集中力が高まっていく過程が大きめのコマ割りで表現されており、キャラクターが持つ雰囲気や空気が上手く表現されています。

このシーンを読んで、今後この作品が、どのようにボウリングの楽しさや爽快感を描いていくのがさらに楽しみになりました。

物語の次の展開が読みにくい第1話ではありましたが、そこがまた良いですね。伏線の張り方も大胆ではありましたが、興味深く見守っていきたいと思います。

まとめ

トキワボウルの女神さまの第1話を読み返したあと、私がやったことは、DEAR BOYSを読み返すということでした。

DEAR BOYSの記念すべき第1話のタイトルは「哀川和彦」。絵柄に漂うオシャレさは変わらずとも、どんどん骨太な本格バスケットボール漫画と化していったDEAR BOYSの第1話とは思えないほどに、ちょっとエッチで雰囲気も軽い、ページをめくるのが楽しい第1話でした。

哀川のキャラクターが立ちまくっていたのが何より印象的でしたね。

トキワボウルの女神さまの主人公朝比奈トキオは、天才肌という部分は共通するも、非常に抑制の効いた性格のキャラクターとして描かれており、対照的な造形です。今後、彼がどのように感情を見せていくのか、とても興味深いです。

トキワボウルから足が遠ざかっていた8年間で性格が変化してしまったのか、ミステリアスな側面がどのように形成されたのか、今後トキワボウルの立て直しに向けて、どのように物語が動いていくのか楽しみでなりません。

DEAR BOYSファン、八神ひろきさんファンのみなさまは是非ご一読ください!

 

 

DEAR BOYSを読み返したくなったら、こちらからどうぞ!

サトシ2号
哀川和彦の瑞穂転入から新人戦神奈川大会を経て新人戦関東大会決勝まで。
サトシ2号
瑞穂メンバーの中学時代の話。影を落とす前の明るくポジティブな藤原のキャラクターが結構好きです。三浦との絡みも楽しい。
サトシ2号
3年生になった哀川たち瑞穂の5人とって、最初で最後のインターハイ。ACT IIではインターハイ準決勝 第2試合 瑞穂VS成田中央戦までが描かれます。因縁の相手との手に汗握る試合展開はまさに必見。
サトシ2号
いくつもの試練に打ち勝ち、絆を深め合った瑞穂が辿りついたのは、インターハイ決勝の舞台だった。瑞穂VS天童寺の頂上決戦。
サトシ2号
インターハイ決勝のその後を描く。どのエピソードも掘り下げて欲しいものばかり。

トキワボウルの女神さま

トキワボウルの女神さま
8.4

ストーリー

8.0 /10

演出

8.2 /10

キャラクター

8.5 /10

引き

8.2 /10

制作サイドの気概

9.0 /10