脂の乗っている今。このタイミングに読んで欲しい、僕がオススメしたい少年マンガを20作品選んでみました。前後編で10作品ずつ紹介させていただきます。
マンガ選びの参考になれば幸いです。
アルスラーン戦記
田中芳樹の名作群像劇を“鋼の錬金術士”の荒川弘がマンガにする、という心踊る豪華競演が要注目の作品。現在アニメも放送中。スケールの大きい作品をわかりやすく読ませる手腕に感動。巻数も少ないため、集めはじめるなら今かも。
- 出版社:講談社
- 掲載誌:別冊少年マガジン
- 巻数:既刊3巻
弱虫ペダル
母親が息子を思って長距離走れないように細工したママチャリで毎日長距離走っていたら、いつのまにかサイクリストとしての土台が磨かれていた!?というトンデモ設定を背負った主人公が自転車部の仲間とともに日本一を目指す青春マンガ。勢いでぐいぐい読ませられてしまうので読み始めは覚悟を決めてからどうぞ。
2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門受賞。週刊少年チャンピオン連載の作品が本賞を受賞するのは、第1回の「ブラック・ジャック」以来、39年ぶりとのこと。
- 出版社:秋田書店
- 掲載誌:週刊少年チャンピオン
- 巻数:既刊41巻
七つの大罪
2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門受賞。一瞬、上のコピペミスかと思っちゃいました?同じタイミングで受賞しておりまして、間違いじゃないんですよ。作者の鈴木央さんは、ライジングインパクトのころから好きな作家さんです。キャラづくりと盛り上げ上手が相まって、非常に読み応えのあるマンガです。アニメ化もされてますね。
- 出版社:講談社
- 掲載誌:週刊少年マガジン
- 巻数:既刊15巻
BE BLUES!〜青になれ〜
大怪我によって選手生命の危機に瀕した天才サッカー少年一条龍の再生物語。かつての面影はなくとも、新しい自分を作り上げることで、目標である日本代表に近づこうとする主人公の姿がまぶしくてたまらない。サッカー好きはもちろん、スポーツマンガ好きの方にはぜひとも読んで欲しいマンガです。
- 出版社:小学館
- 掲載誌:週刊少年サンデー
- 巻数:既刊18巻
ひとりぼっちの地球侵略
地球人の主人公 広瀬岬一と、地球を侵略するためにやってきた宇宙人の少女大鳥希の、日常と戦いを描く物語。
- 出版社:小学館
- 掲載誌:ゲッサン
- 巻数:既刊8巻
テンプリズム
曽田正人のマンガに外れなし。これまでサイクリスト(シャカリキ!)、消防士(め組の大吾)、バレエダンサー(昴・MOON)、カーレーサー(capeta)と様々な舞台設定に挑み、名作を産み出してきた作者の初のファンタジー。ヒロインの魅力が磨かれ、どんどん面白くなってます。
- 出版社:小学館
- 掲載誌:ビックコミックスピリッツ
- 巻数:既刊5巻
MAJOR 2nd
良作が多い野球マンガの中から選んだのは、前作MAJORの主人公 茂野吾郎の息子、大吾の成長を描くMAJOR 2nd。とりあえず主人公の挫折からスタートしておりますが、まだまだ始まったばかりの本作。どこまで面白くなるのか楽しみです。
- 出版社:小学館
- 掲載誌:週刊少年サンデー
- 巻数:既刊1巻
ワールドトリガー
舞台が整うまで、結構話数使った感じありますが、3、4巻あたりから面白さに拍車がかかってきます。ぐいぐい一気に読めます。戦闘シーンが読み応えあっていいですね。強大な敵でも、個々人の特性を活かして、戦力差をどう埋めていくか、というところをしっかり描いてくれるので毎回楽しめます。
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- 巻数:既刊11巻
ましろのおと
安定の画力で描かれる津軽三味線の演奏シーンは必見です。主人公は普段口数少なく、大事なことしか話しませんが、その分、演奏では雄弁に語ってくれます。澤村雪(さわむらせつ)という主人公が一番格好いいのは、三味線を弾いているとき、という構図がわかりやすくて好きです。
- 出版社:講談社
- 掲載誌:月刊少年マガジン
- 巻数:既刊13巻
食戟のソーマ
ワールドトリガーと同じく、設定やキャラクターが色々と出揃ってきてから面白くなってきた漫画。美味表現が「華麗なる食卓(ふなつ一輝/ヤングジャンプ)」のようだが、料理バトル漫画として腰が据わってからは、安定の面白さ。アニメ化作品。
- 出版社:集英社
- 掲載誌:週刊少年ジャンプ
- 巻数:既刊14巻
本記事のタイトルにもあるように「少年マンガ」という縛りを入れたおかげで、少年誌掲載ではないマンガを外さざるを得なくなってしまい、結構鉄板のラインナップになってしまいました。
あれも、これも、入れられてない!っていうジレンマは他の記事で消化することにします。
後編の方がエッジが立ってるかも。ご覧ください。