サッカーマンガで俺的ベストイレブンを組んでみた(2015年版・MF編)

サッカーマンガで俺的ベストイレブンを組んでみた(2015年版 MF編)

おすすめのサッカーマンガ11作品のうち、中編にあたるミッドフィルダー編です。熱狂必死の4作品を紹介します!

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ミッドフィルダー編

豊かな創造性で観る者に興奮と感動を提供する名手と呼べるマンガを選出。切れ味するどいサイドアタックに加え流動性の高いポジションチェンジに期待。

ファンタジスタ

ファンタジスタ(19) (少年サンデーコミックス)

注)上の画像は主人公でありません。

ビジュアル的には、主人公の坂本轍平よりも主人公っぽいやつです。主人公が所属するACミランのフォワード サルバトーレ・ビアンキです。ゴール前への飛び出しと決定力には絶対の自信を持つ、愛すべき唯我独尊キャラ。インザーギが好きな僕としては、非常に応援したくなるやつです。出番はそれほど多くないけれど。

さて、ミッドフィルダー枠でファンタジスタを持ってきたわけですが、研ぎ澄まされた感覚と閃きによって、予想もつかないプレーを見せる主人公 坂本の成長を描く物語は、この枠にぴったりかと思います。

物語開始時は、1対1に強みを持つテクニシャンだったわけですが、高校で出会った仲間とともにサッカーをしていく中でチームの中で活きる、活かすことの術を磨いていきます。

見所はタイトルにもなっているファンタジスタとしてのプレー。才能が発露する瞬間は、いつ読んでも、ドキドキ・ワクワクさせてくれます。

個人的に好きなのは、メキシコ選での股抜き2連発ですね。ファウルを受けた後のお返しとして、挑発してからの股抜きというのがなんとも憎い!

  • 出版社:小学館
  • 掲載誌:週刊少年サンデー
  • 巻数:全25巻(文庫版 全13巻)

VIVA! CALCIO(ビバ カルチョ)

VIVA! CALCIO(6)

イタリアサッカーリーグ「セリエA」が世界最高と評されていた頃、ひとりの日本人が単身殴り込みをかけていた。主人公シーナ・ヨウは、日本人という偏見を、類いまれなテクニックとフィジカルで黙らせることができる能力の持ち主。

卓越したキックの技術と発想の豊かさは、チームメイトのルイ・コスタやバティストゥータとといったレジェンドプレイヤーに認められるとともに、バッジョやフリット、シニョーリといった他チームのスターたちにも広く知られ、ライバル視されていきます。

もしも日本人が、シーナのようにトップリーグで活躍したら・・・と思いは募るばかりです。そんな日が来ることを心から願っています。

読み返すと、当時の興奮が懐かしさとともに胸に迫る名作です。

作者の愛原司さんは、育成年代の代表を描いた「YATAGARASU」という作品も書いており、そちらも非常に夢のあるサッカーマンガです。

  • 出版社:講談社
  • 掲載誌:月刊少年マガジン
  • 巻数:全20巻

BE BLUES!~青になれ~

BE BLUES!~青になれ~(2) (少年サンデーコミックス)

主人公 一条龍の将来の夢は18歳で日本代表になること。幼少期より卓越したボールコントロールを身につけており、その天才性を周囲に見せつけていたほどであったが、不慮の事故によってフットボールの神に愛された才能は遠い過去のものとなってしまった。

2年にも渡る、長いリハビリを経て、龍は大事故から復帰。かつて自分にあったものが失われてしまったことを悲観せずに受け止め、新しい自分を育てていこうと決意する。

主人公のメンタルには敬服する。選手生命が危ぶまれる大事故から戻るだけでも大変なところを再び夢である日本代表を目指せる姿にまで引き上げようとひたすらに努力する様は涙なくしてはページをめくれません。

Be Bluesの田中モトユキ先生は、胸アツ野球マンガ あおい坂高校野球部の作者。スポーツシーンの盛り上げ方をよく知っていますね。

一条龍という選手の成長物語を主軸にどっしり据えつつ、恋愛模様からサッカーの戦術解説まできっちり描くあたりに作者の腕が光ります。

チームの中で活きる、活かすというファンタジスタでも出したキーワードが感じられる、読みやすくも骨太なサッカーマンガです。ぜひご一読ください。

  • 出版社:小学館
  • 掲載誌:週刊少年サンデー
  • 巻数:既刊20巻

フットボールネーション

フットボールネーション(1) (ビッグコミックス)

フットボールネーションは、選手の肉体に着眼したサッカーマンガ。日本サッカーを進化させるために、世界基準のフィジカルとセンスを持った選手を育てる、という理想のもと生まれたチーム 東京クルセイド。

東京都社会人3部リーグながら、天皇杯優勝を目標として、上位リーグのチーム相手にジャイアントキリングしていく、というのが話の筋。

インナーマッスルの重要性など、読者にもフィジカルの向上を説きつつ、主人公 沖のドラマが描かれる。

沖のポジションはボランチ。フィジカルとセンスに秀でた設定で配球脳力や組み立てはもちろん、組織的な守備や球際に強さを見せており、実に理想的な選手と言える。

本編序盤においては、おいおい、マケレレかよ、と言わんばかりのプレーを涼しい顔で連発しており、舌を巻かざるを得なかった。センターラインを強化するなら入れておきたい選手です。

これまで紹介してきた熱いサッカーマンガとは異なり、ややウンチク多めな冷静に読むサッカーです。

体育会系のノリは食傷気味という方はぜひ。安定した面白さを提供してくれると思います。

  • 出版社:小学館
  • 掲載誌:ビッグコミックスペリオール
  • 巻数:既刊7巻

番外編/スーパーサブ

さよならフットボール

新装版 さよならフットボール(2)

『四月は君の嘘』の新川直志さんによる、サッカーマンガ。中学のサッカー部に所属する女の子 恩田 希が主人公。

主人公はしっかりとした技術と豊かな発想を持つプレイヤー。ボールスキルは男子サッカー部においてもトップクラスであるが、女子であるという現実が試合には出ることは許さなかった。

サッカーが好きで好きでたまらない恩田希は諦めない。レギュラージャージをもらえなくとも、そこに男女のフィジカルの問題があろうとも。

思わず応援したくなる主人公です。やはり純粋な想い、願いというのは見ていて、胸を打ちますね。

物語についてはあえて触れません。全2巻の少ない話数ということもあり、読みながら、いっしょに主人公を応援してあげてほしいと思います。

  • 出版社:講談社
  • 掲載誌:マガジンイーノ
  • 巻数:全2巻

いかがでしたでしょうか。これで残すところはフォワード編の3作品。当初は一気に11作品分を紹介しようと考えていたのですが、まとめるのが結構大変だった、というのといざ書いてみたら、読了タイムが10分を超えてしまいまして、分けることにしたのです。

GK・DF編は、ホイッスル!を除いて骨太な作品が多かった印象ですが、今回のMF編はエンタメ要素の強い作品たちで、サッカーマンガの読みはじめにはぴったりかなと思います。興味を持ったマンガから気楽に読んでみていただければと思います。どの作品も本当にオススメですよ。

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