アオアシ8巻の感想と見所について紹介します。福田からサイドバックへのコンバートを命じられた葦人は、自らの家のように感じていたFWではつかめなかった、とある感覚をつかもうとしていた。
それは葦人の長所である、視野の広さを活かしたもの。果たして、これ以上ない武器を得ることが出来るのか、新章に突入した8巻の見所を紹介していきます。
(上記画像は、アオアシ8巻より)
8巻の見所は?
表紙は葦人を取り巻く二人のヒロインと。花と杏里がそれぞれエスペリオンのユニフォーム姿で華を添えてくれます。7巻の福田と葦人の緊張感の漂う表紙もよかったですけど、8巻も良いですね!
さて。7巻の引き、杏里とのやり取りの最中に、視野の活かし方をつかみかけた葦人。
8巻では、葦人がいかにサイドバックとして成長を遂げるのか、葦人のサイドバック転向がチームにもたらしたものが描かれています。これを読むともう9巻の武蔵野戦が楽しみでなりませんね!!
本巻では、葦人の成長・覚醒だけでなく、降格圏に瀕したチームと得点力不足の責任を背負いこむ橘の苦悩が描かれており、見逃せないエピソードが満載の巻となっております。
見所その1:まさかの4連敗。降格圏に沈むチームと葦人の変化。
葦人がフォワードからサイドバックへとコンバート。朝利、黒田、中村、長野らBチームの主力4人が一気に昇格。これをきっかけに、チームはまさかの4連敗で降格圏に沈むことに。
なんと言っても点が取れない。不足した得点力をどのように補うかがチームの課題ではあるがそれだけとも言えず。
その生真面目な性格から橘は、得点力不足の責任を背負い、プレッシャーから身動きが取れなくなっていた。。
一足先に昇格した平がかつてのチームメイトに発破をかける中、葦人はひとり日課となった首振りリフティングを続けていた。
かつて葦人は悔しさから自分が出ていない試合をロクに見ていなかったという。それが「視野」を意識してから、自分はもちろん、仲間の動きを食い入るように見つめるように。
自分がピッチにいた場合を想定しながらの観戦は、確実に葦人の引き出しを増やしていた。
見所その2:圧倒的な存在・義経健太
連敗脱出をかけて、絶対に負けられない多摩体育大学付属高校戦にスタメン出場することになった葦人。ポジションはもちろん左サイドバック。
この試合から、昨年の得点王でありAチームのエース義経健太が復帰。純粋な個人技だけなら栗林を凌ぐほどの圧倒的な存在がチームに加わり、にわかに活気付くイレブン達。
連敗の影響からか動きが固く、本領を発揮できない仲間たちを余所に、違いを見せる義経健太。足に吸い付いて離れないドリブル。ちょっとやそっとのあたりでは崩れもしない抜群のフィジカル。
敵・味方問わず震撼するそのプレーはまさに圧倒的。自らが理想とするFWとしてのプレーを体現する存在を前に胸の高鳴りを抑えられない葦人。
「俺、あんたになりたい。どうやったら、なれるんすか。教えてください」
という葦人の問いに義経は答える。
「おまえは俺を目指すな」
義経の真意はどこに。二人の出会いに、目が離せない!!
見所その3:サイドバック葦人・覚醒の時!!
序盤、不安定な立ち上がりを見せていた葦人は、敵チームから穴扱いされ、応援に駆けつけたサッカーエブリーの金子記者もその仕上がりを訝しむことに。
花の声援をきっかけに落ち着きを取り戻した葦人は、コーチングによって味方を動かし、敵のスペースを摘むことに成功。味方を使った守備のやり方をつかみつつあった。
守備での仕事をこなしながら、大友の声に反応し、葦人は攻め上がる。かつて左ウイングであったとき、黒田、朝利と形成したトライアングルを思い出し、即席のトライアングルを義経、大友と形成する葦人。
葦人の意図を汲み取り、スペースへと走りこむ大友の足元に、葦人のノールックパスが届けられる。
朝利のポジションに位置することで、前にいる選手の目になってやれることに気づいた葦人は、大友の死角から滑り込もうとするDFを察知し、大友に撃つな!と叫ぶ。
DFを一枚外して撃った大友のシュートはキーパーに防がれてしまうが、ボールは再び葦人の元へ。絶え間のないトレーニングを経て磨かれた葦人の視野は、葦人にいくつもの選択肢を提示していた。。
アオアシの続き、試し読みならマンガワン
更新:2017年3月16日
2017年3月12日で、マンガワンでのアオアシ配信が終了となりました。一度復活した経緯がありますので、再配信を楽しみに待っていたいと思います。現在マンガワンでは、アオアシを読むことが出来ませんので、ご注意ください。
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まとめ
さて8巻は、新章突入の巻で、葛藤のトンネルを抜けた葦人が本格的にサイドバックとしての第一歩を遂げる大変意義深い巻だったわけですが、9巻は因縁の相手・武蔵野との戦いが中心になりそうで、さらなる盛り上がりが期待できそうですね。
なんといっても葦人や橘、Bチームの成長のための試金石となる貴重な一戦ですので、盛り上がりは必至かと。読み返しながら、気長に待ちたいと思いますが、続きが気になって待てない!という方は本誌もしくは、マンガワンをチェックしてください。
前回もこの締めでしたが、本当にサッカーに真剣に向き合いたくなる、素晴らしい作品ですね。
また次回お会いしましょう!