(※上記画像は、月刊少年マガジンサイトより引用。ちなみに主人公です。)
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あらすじ
物語の舞台は、高校女子サッカー。
簡潔にまとめると、突出した才能を活かしきれないまま中学時代を終えた主人公が進学先の弱小校で理解しあえるチームメイトと出会い、日本一をめざす物語。
女子日本代表にも冒頭で少し触れているので、これを伏線と見ると、主人公たちが女子日本代表として世界をめざすところまでが描かれるのかもしれませんね。
第1話のあらすじ詳細は以下をどうぞ。若干ネタばれを含みます。
主人公は、周防すみれ15歳。
ポジションはウイング。チームにおいて、ただ一人突出した才能を持っていたが、周防に並び立つチームメイトはおらず、活かし活かされる関係を築けずに万年地区大会惨敗で中学時代を終えた。 (月刊少年マガジン2016年6月号より) 周防すみれの才能を認める、全国区のボランチ 曽志崎 緑は、周防を地区大会惨敗に追い込んだ目の上のたんこぶ的存在であるが、周防と同じチームでサッカーをしたい、と胸のうちを明かす。 (月刊少年マガジン2016年6月号より) かくして、好敵手 曽志崎とともに弱小校の蕨青南に進学した周防に、新たな出会いが待っていた。練習初日、いきなりの紅白戦で上級生に一方的にやられる中、周防はピッチの中で、もう一人の自分を見つけるのであった。 |
本作品の見所
いくつかのポイントに分けて、私が考える見所を紹介します。
見所その1:さよならフットボールとの邂逅
私が思う、この漫画の最大の見所は、新川直司さんの過去作品『さよならフットボール』との邂逅でしょう。『さよならフットボール(以下、さよフト)』の主人公 恩田 希が、周防・曽志崎と時を同じくして蕨青南に入学していた!というのがさよフトファンには何よりもたまらない要素ではないでしょうか。
中学時代、男子サッカー部の中で孤軍奮闘していた、突出した才能を持つ恩田にようやく活躍の場が与えられたと思うと、彼女のサッカーに対するひたむきさと情熱がようやく報われる時がきたのだ、と涙ぐみそうになります。
チームの中で活き、活かされることに喜びを感じる恩田のプレースタイルは、曽志崎はもちろん、何よりも周防の力を引き出してくれそうだな、と期待に胸が膨らみます。
今から、どんなゾクゾクするサッカーシーンを見せてくれるのか、楽しみです。
昨年のまとめ記事で、『さよならフットボール』についても触れておりますので、もしよろしければこちらの記事もお読みください。
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見所その2:魅力的な登場人物たち
第1話とさよフトを読んで、拾えるところをもとにまとめてみました。今後話が進んで、はっきりしてきましたら加筆・修正したいと思います。
- 主人公:周防すみれ(1年)
ポジション:ウイング(たぶん左)
曽志崎の中学に悉く破れ、中学時代は万年予選敗退の憂き目にあっていた。俊敏性に優れ、スピードに乗った縦に抜けるドリブル突破と体勢を崩されても即座に立て直すフィジカルが魅力。 - 曽志崎 緑(1年)
ポジション:ボランチ
中学時代、全国3位のプレイヤー。中盤を牽引するハードワークと長短のパスでリズムを作れる実力者。同県強豪校(浦和邦成)から誘われていたが、周防とのサッカーを選び、蕨青南に進学した。 - 恩田 希(1年)※さよならフットボールの主人公
ポジション:トップ下(たぶん二列目より上ならどこでもいけるかも?)
中学では女子サッカー部がなかったため、男子サッカー部に所属していた。公式戦の出場記録もないため、女子サッカー界では無名の存在。男子相手にも引けを取らない足下の技術を持つ。ドリブル・シュートともに高水準の能力を保持するが、一番の持ち味は玉離れの良さとバリエーション豊富なパスである。周りを活かし、自分も活きるプレースタイルでチームの勝利をめざす。周防、曽志崎とは高校で出会った。
新川さん作品は何よりも登場人物の魅力に溢れてますよね。一年生トリオが今後どのようにチームとしての成熟度を高めていくのかワクワク感が止まりません。
見所その3:言葉選びの巧みさ
新川さんの漫画の特長といえば、これかなと思います。言葉選びが上手い印象がありますね。すっ、と入ってくる言葉を明確な意図を持って選んで、配置しているから読者の心にも残るのでしょうね。
ともすると言葉を追うだけでも成立してしまうようにも感じるのですが、ひとつひとつの要素を足していくことで、新川さんの画を組み合わせて、コマもしっかり切って、漫画という形になったとき、その魅力は何倍にも膨らむものとなるように思います。
『四月は君の嘘』最終話には、僕が言いたいことがすべて詰まっています。
※上記画像は最終話ではありません。試し読みできる第41話です。画像をクリックすると試し読みサイトに飛びます。
何度繰り返し読んだかわかりませんが、今でも涙がこぼれる、素晴らしい最終話かと思います。この感動を『さよなら私のクラマー』で再び味わえると思うと、今から楽しみでなりません。
第1話でも、曽志崎が周防にかける言葉や口数の少ない周防のモノローグの中にも、きらりと光る言葉を置いてくる、新川さんの手腕にワクワクしています。
まとめ
『四月は君の嘘』連載終了から約1年ぶりの新連載ということもあり、僕を含めた新川直司ファンの期待値は非常に高いものがあったかと思います。それを良い意味で裏切ってくれたことに心から感謝をお伝えしたい。
本作『さよなら私のクラマー』は、サッカー漫画ファンも新川直司ファンの方もどちらも楽しく読める漫画だと思います。私はどちらにも当てはまりますが、第1話をどちらの目線で読んでも、それぞれの期待をしっかり満たしていると感じます。
このバランスを取っていくのは、大変な難易度だろうと思いますが、舞台を女子サッカーにしたのは正解かもしれません。そもそも『さよならフットボール』でサッカー漫画(女子サッカー)を描いても面白い!というのは実証済みだったわけですし。
新川さんのさらなる進化に胸を踊らせつつ、今後も応援していきたいと思います。
めちゃめちゃ長くなりましたが、良作の空気が充満しておりますので、もしよければご一読くださいませ。第1話の引きも絶妙で読了とともに次号が読みたくなりますよ。
以上でした。次回は、2016年に読んでおきたいサッカー漫画まとめでお会いしましょう。
8/17(水)発売!さよなら私のクラマー第1巻。Kindle版も同時発売なので、日付変更と同時に読めちゃいます。
第1巻発売まで待ちきれない、という方には、表紙の女の子(恩田希)が活躍する「さよならフットボール」をおすすめしたいと思います。
さよなら私のクラマー第1話の載っている月マガはこちらからどうぞ。Kindleならすぐ読めますよ。※Kindle版には、川原正敏さんの『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』は掲載されておりませんのでその点だけご注意ください。
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