(※上記画像は、月刊少年マガジン2017年7月号より)
月刊少年マガジン(2017年6月号)から始まった、八神ひろき先生の新連載「トキワボウルの女神さま」の第2話を紹介します。
個人的な感想ですが、面白いスポーツ漫画というものは、読めば読むほど、そのスポーツをやりたくなる気持ちにさせる、強い影響力を持っていると思っています。そのスポーツが下手とか上手とか、そういうのを抜きにして、純粋に「〜しようぜ!」と言わせてしまうパワーが宿っているのかなと。
ボウリングを題材にしたこの漫画、どのようにスポーツ漫画としての面白さを表現するのかが気になっていましたが、2話目もシンプルに投げ合いを入れてくるという。。
ともするとウンチクに走りがちなところを、キャラクターの魅力も見せつつ、しっかりと勝負を描いてくれたところが非常に良かったですね。とてもボウリングがしたくなります!!
この「トキワボウルの女神さま」も良作スポーツ漫画として、期待大と言えるでしょう。
第2話のあらすじ
第2話で描かれるのは、トキオと樹の投げ合い。
トキワボウルから離れていた8年間、まったくボウリングをしていなかったと語るトキオの実力を測るように、投げ合いを提案する樹。(10ゲーム目のラスト3投という設定)
樹が取り出したのはマイボール。対してトキオはトキワボウルの場内のボールを使うという。ボールひとつとっても相当なハンデがあるという。マイボールはパーフェクトが狙えるボールなのに対してトキオが使うハウスボールは190か200がやっと、とのこと。
楓は不公平だと叫ぶが、トキオは不利な展開を面白がり、勝負を承諾する。
トキオと樹、初めての勝負が始まる。。
登場人物
第2話に登場したキャラクターを紹介します。
私立北澤学園高等学校
- 主人公:朝比奈トキオ(1年)
8年前、父親に連れられ『トキワボウル』に来ていた。その後、父親がいなくなったことでボウリングからも遠ざかる。高校入学をきっかけに再びトキワボウルへ足を運ぶようになった。
渋ちん曰く、中学から何部に入っても長続きしないとのこと。ちょっとやるだけで誰降りもうまく出来てしまい、張り合う相手がいなくなることから冷めてしまうという。本人も否定しない。
ボウリングのフォームがとてもキレイ。左利き。 - ヒロイン:常盤 楓(2年)
容姿端麗で明るいキャラクター。
2人しか部員のいない、ボウリング部副主将。
倒産寸前の『トキワボウル』2代目経営者の娘。 - 常盤 樹(3年)
ボウリング部主将。
新入部員獲得のため、廊下でバスケットボールを使ったボウリングの真似事に挑むも7日間連続でストライクならず、笑い者にされてしまう。
楓によると、女子が選ぶ『北澤学園イケメンなのに残念な先輩ランキング』堂々の1位にも輝いているらしい。 - 渋谷(1年)
朝比奈トキオの友人。中学も一緒の模様。
朝比奈には、渋ちん。楓にはチャラメガネと呼ばれる。
第2話の見所
第2話の見所は、なんといっても残念系イケメンと称される、楓の兄こと常盤樹のキャラクターが明らかになるところでしょうか。端正な顔立ちからは想像しにくいですが、一投ごとに感情をあらわにするキャラクターがなんとも言えず魅力的です。
トキオがあまり喜怒哀楽を表現しないキャラということもあって、コントラストがついて、非常に立っていますね。驚きキャラ、解説キャラとしての立ち位置もこなしてくれそうなので、今後も活躍を期待したいです。
まとめ
第2話は、ボウリングの投げ合いの面白さもマイボールの凄さも登場人物たちの個性も盛り込まれており、とても良いバランスでまとまっていたと思います。大盛64ページということで非常に読み応えがありましたね。
第3話も引き続き、感想を紹介していきたいと思いますので、また次月お会いしましょう。
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