【祝!アニメ化決定】胸が熱くなるサッカー漫画『DAYS』/安田剛士さんが描く、熱量特盛の青春物語。

DAYS、アニメ化決定!

今回紹介するのは、僕が”遅れてきた良作”と勝手に言っている、サッカー漫画『DAYS』。作者は『Over Drive』、『振り向くな君は』の安田剛士さんです。

本作の見所について感想を交えつつ紹介します。

↓最新刊17巻の感想と見所についての記事はこちらから。

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サッカー漫画『DAYS』の見所

愚直だが、その懸命さがまぶしい主人公の成長物語

DAYS(1) (週刊少年マガジンコミックス)

中学校ではいじめられっ子だった柄本つくしは、高校入学前に同い年のサッカーの天才・風間陣と偶然知り合い、フットサルの誘いを受ける。フットサルの試合にでた柄本は、下手なりに必死に走ってゴールを奪う。その後風間も柄本と同じ聖蹟高校の生徒だったことがわかる。サッカー初心者の柄本がサッカー名門高校でチームメイトと共に成長していく。

(Wikipediaより)

高校入学前、ひょんなことから天才と称される風間 陣と出会い、一緒にフットサルをしたことが主人公つくしの心に火を点けました。

入学した高校は、かつての、という前書きがついてはいますが、サッカーの名門 聖蹟高校。近年では他校に押されて全国には行けていませんが、風間をはじめとした新入生も入部し、戦力の充実も見られ、今年は期待できそうなムードが漂っています。

そんな中で、未経験者の主人公がどのようにチームに溶け込み、仲間とともに全国を目指していくのか、読者は成長見守りつつ、試合の行方を追いかけていくことになります。

全国制覇をめざす、というわかりやすい王道の物語なので、見やすく、入りやすいのがとても良いと思います。

敷居さえ下げてもらえれば、安田さんの作品は、ボルテージが高く、ぐいぐい読者を引き込んでいく力強さに特徴があります。一度読み始めてさえしまえば、没入感がハンパないので、まとめ読みに向いているのではないでしょうか。

読んでみて、いいな、と思えたら、全巻一気買いしてしまう方も珍しくはないのではないでしょうか。

リアル志向の方はご注意を

この漫画は、サッカー未経験者で運動神経も秀でた部分のない主人公が、持ち前の忍耐力と向上心を武器に名門サッカー高校で仲間とともに成長していく、というものです。

「サッカーはそんなあまいもんじゃあない!」と一家言お持ちのリアル志向な経験者の方には、お叱りを受けてしまいそうな設定目白押しではありますので、そこが分かれ目かもしれません。

あくまでも、そこは漫画なんで、と広い心で受け止めていただける方が対象になるでしょうか。

ちなみに僕ですが、はじめのうちは多少ひっかかりましたが、割と大丈夫になりました。

魅力的な登場人物たち

人気キャラクターのひとり、天才と称される、風間 陣はさておき、本作品の登場人物の中で、僕が好きなキャラクターを3人紹介したいと思います。

水樹 寿人(みずき ひさひと)

DAYS(13) (週刊少年マガジンコミックス)

聖蹟高校3年サッカー部主将。ポジションはフォワード。主人公のつくしと同じく、一般入学の初心者でしたが、血のにじむ努力の積み重ねにより全国区の選手へと成長しました。プロサッカークラブへの入団が決まっている超人でもあります。強靭なフィジカルと動物的な勘を持ち、独力単騎で試合を決められる選手です。

劇中の口数は少ないんですけど、金言が多いなあと思っています。不思議ちゃんとして描かれていますが、本質を見失わない強さがあり、チームの柱として、誰よりも頼れる存在なんです。

結構序盤の方ですが、4巻の桜木高校との試合の中で、水樹が主人公のつくしに、言葉ではなく、プレーで語る場面があるのですが、台詞のひとつひとつが胸を打ちます。

『努力は決して裏切らない。お前は正しい。そのまま進めばいい』

序盤の名場面ですね。

臼井 雄太(うすい ゆうた)

DAYS(8) (週刊少年マガジンコミックス)

聖蹟高校3年サッカー部副主将。水樹の右腕的存在にして、チームの裏の大黒柱です。まとめ役として、信頼を集めているだけでなく、プレイヤーとして状況判断に優れており、組織的守備の旗振り役も務めます。サッカーIQの高さに特長があるセンターバックと紹介してしまうと、そのビジュアルの優男ぶりも相まって、何やら一対一に弱い印象を持ちがちですが、そんなことはありません。

自分が学生時代バックスだったせいか、思い入れを持って、活躍を見守ってしまいますね。

犬童 かおる(いんどう かおる)

振り向くな君は(4) (週刊少年マガジンコミックス)

一人だけ、表紙が違う漫画のものですが、犬堂 かおるは、サッカー漫画『振り向くな君は』の主人公のひとりであり、主人公のライバルとなるキャラクターです。厳密には、主人公のというよりも、聖蹟高校の、と言った方が正しいですね。

『振り向くな君は』でも、その桁違いの才能で、観る者はおろか、敵チームのプレイヤーまでも魅了してしまっていましたが、本作では、その才能にさらに磨きがかかっており、全国区の選手として取り上げられる天才プレイヤーたちのひとりとして、主人公とチームの成長欲を強烈に刺激してくれる存在です。

上背のあるセントラルミッドフィルダーとして、ディフェンス面の貢献も少なくありませんが、最大の持ち味である攻撃は、まさに圧倒的。

天才と称される風間を持ってしても、止められない、ドリブル、パスの技術の高さに加え、得点能力を有しており、シュートも上手い。

才能の桁が違う、とまで言わしめる選手が同地区にいる、というのは運命のいたずらではありますが、サッカーがチームスポーツであるかぎり、試合がどう転ぶかはわからないわけで、全国で出会うとき、どのような試合を繰り広げてくれるのか、楽しみでなりません。

この漫画DAYSを盛り上げてくれる、最高のスパイスだと思います。

2016年夏、TVアニメ放送開始!

DAYS、アニメ化決定!

(TVアニメ「DAYS」公式サイトより)

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キャラクターデザインに中澤一登さん。サムライチャンプルーや最近だと残響のテロルですかね。好みこそあれ、キャラクターが生き生き動く、ということが、この作品の魅力を押し上げることにつながると思いますので、わくわく出来るキャスティングだと思います。

(声優情報5/25更新)※役名の前につけている愛称はオフィシャルなものではありません。あしからず。

  • 主人公:柄本 つくし 役 吉永 拓斗さん
    東京喰種トーキョーグール√A(亜門の子供時代)
  • 天才:風間 陣 役 松岡 禎丞さん
    ソードアート・オンライン(キリト / 桐ヶ谷和人)、食戟のソーマ(幸平創真)など
  • 主将:水樹 寿人 役 浪川 大輔さん
    アルスラーン戦記(ナルサス)、監獄学園 プリズンスクール(ジョー〈根津譲二〉)など
  • 不動のトップ下:君下 敦 役 小野 大輔さん
    デュラララ!!(平和島静雄)、黒執事(セバスチャン・ミカエリス)、おそ松さん(松野十四松)など
  • センスの塊:大柴 喜一 役 宮野 真守さん
    DEATH NOTE(夜神 月)、機動戦士ガンダム00(刹那・F・セイエイ)、亜人(永井圭)など
  • 実力は十傑級:臼井 雄太 役 櫻井 孝宏さん
    コードギアス 反逆のルルーシュ(枢木スザク)、響け! ユーフォニアム(滝昇)、好きっていいなよ。(黒沢大和)など
  • 憎めないお調子者枠:来須 浩之 役 吉野 裕行さん
    灰と幻想のグリムガル(ランタ)、SHIROBAKO(高梨太郎)、弱虫ペダル(荒北靖友)など
  • 存在感増すセンターバック:新戸部 哲也 役 石川 界人さん
    ハイキュー!!(影山飛雄)、翠星のガルガンティア(レド)、残響のテロル(ナイン / 九重新)など
  • いつのまにかヒロイン昇格?:生方 千加子 役 伊瀬 茉莉也さん
    HUNTER×HUNTER(第2作)(キルア=ゾルディック)、惡の華(仲村佐和)、七つの大罪(ギーラ)など
  • 安定の幼なじみ:橘 小百合 役 佐倉 綾音さん
    Charlotte(友利奈緒)、四月は君の嘘(澤部椿)、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続(一色いろは)など
  • 眼光鋭い(監督):中澤 勝利 役 小西 克幸さん
    東京喰種トーキョーグール(亜門鋼太朗)、べるぜバブ(男鹿辰巳)、DEAR BOYS(土橋健二)など

まさか、陣役に松岡 禎丞さんを持ってくるとは・・・。個人的には、かおる役が見たかった気がするけれど、最近押さえ目の役も多いし、こうなってくると、早く動いている画を観てみたいですね!あと嬉しかったのは、臼井役の櫻井 孝宏さん。ハマり役ですね。

夏まであともう少し!楽しみです。

まとめ

安田剛士さんの作品は、どれもテンションが高く、読者をぐいぐい引っ張ってくれる強さがあります。この漫画『DAYS』も同様で、今ノリに乗っている状態と言えます。

このペースでいったとき、どこまで到達できるのか、興味がつきませんが、途端に不安にもなるのです。

安田剛士さんの作品は、突き抜けてしまったがゆえに、時折、読者を置き去りに、ゴールテープを切ってしまうことがあるからです。名作自転車マンガ『OVER DRIVE』は、ノリに乗ってきたところで唐突に終了。『DAYS』の前に連載していた、サッカー漫画『振り向くな君は』もなぜか唐突に終了しました。

どちらも、とても面白かったんです。とても好きなマンガでした。

自信を持っておすすめできる、紹介したいマンガではありますが、やはりそのしり切れとんぼ感は拭い去れず、自分と同じ気持ちにさせてしまうのは、申し訳ない、という気持ちから、これまでサッカーマンガまとめ等では紹介するのを避けてきました。

しかしながら、今回こそはやってくれるな、とまだまだ先を一緒に見たい!という応援の思いを込めて、紹介した次第です。

アニメ化前の予習もかねて、読みはじめるなら今ですよ!

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